新型コロナの感染者が再び増加傾向にあるなか、稼ぎたいとは思っても、外でバリバリと働くのは抵抗がある。そんないま、通勤リスクをできるだけ回避すべく、ご近所でできる仕事も注目されている。移動時間の無駄をなくし、効率よく稼ぐことができるご近所仕事は家事の合間にできると人気。実際に、近場のどのような場所で、どういった仕事があるのか。主なものを紹介しよう。
買い物代行(指定の商品をピックアップして、1回1050円~)
食事のデリバリーサービス『ウーバーイーツ』が注目を集めているが、スーパーなどでの買い物代行の希望者も増えており、スタッフの募集も増加中。その1つが、日本発の地域密着型買い物代行サービス『ツイディ』だ。現在は東京の渋谷、三田、世田谷、中野の一部エリアで、特定のスーパーなどでの買い物代行を行う“ツイディクルー”を募集しており、ピッキングクルー(買い物担当)は1時間以内に3~4か所で買い物をして1050円。
デリバリークルー(運ぶ人)は、1時間以内に3~4軒に商品を届けて1050~1200円。エリアは店舗から半径約2㎞以内とされている。保険も完備で、新型コロナなど特定の感染症に感染した場合の補償特約もある。
清掃・草むしり(空き室清掃1件1000円~、草むしり1袋1000円)
マンションの共用部の清掃や、小売店での商品陳列などの単純業務をご近所の主婦が代行する“ご近所ワーク”という働き方が広がりつつある。主婦向け人材サービスを提供する『ビースタイルグループ』が2年前より行っているのが『ご近所ワーク』。
「ガッツリ稼ぐというより、1日数時間、月に数回、すき間時間を利用して働きたいという主婦にぴったり。マンションの共用部の清掃なら1件700~4000円(20分~1時間半)、空き家の点検・清掃なら1件1000~4000円。草むしりの仕事なら、20リットルのゴミ袋1つあたり1000円が目安です」(同社広報・兒玉有希さん)。
草むしりの場合、鎌や草刈り機などの道具の持参は自由。作業前後の現場と草を入れた袋を撮影すればOKだ。