コロナ禍では、稼ぎたいとは思っても、外で働くのは抵抗がある……。そんな主婦に注目されているのが、自宅でできる「内職」。ステイホームのまま稼ぐ仕事には、パソコンスキルが必要なデータ入力、文章作成の仕事も多いが、スキルがなくても楽しく始めやすい仕事も存在している。ここではすき間時間を利用したり得意分野を生かせる在宅ワークを紹介する。
ハンドメード(手作りマスクで1枚100円~)
マスク不足から始まったのが手作りマスクのお仕事。その需要は落ち着いたとはいえ、まだまだ人気で、手芸好きや手先が器用な人におすすめだ。これらの家内軽作業の内職募集は、自治体のホームページや窓口で紹介されるものも多い。たとえば、宮崎県はホームページに内職の募集情報を掲載しており、県内4か所の就職相談支援センターで相談を受け付けている。
「マスクのミシン縫製など布類を扱う仕事は、たばこや、ペットの毛やにおいの付着が厳禁なので、採用の条件には住環境も重要な要素になっています」(宮崎県雇用労働政策課)
自粛生活で手作業に目覚めた人に、ぴったりだ。
オリジナルグッズ(デザインするだけ。売れれば1個793円・平均)
オリジナル商品を販売するには、制作費のほかに在庫を抱えるリスクがあるが、オリジナル商品制作プラットフォーム『オリジナルラボ』が開始した『オリラボマーケット』なら初期費用0円でOK。デザインと出品登録さえすれば、発注から販売までを同社が代行してくれる。手数料は、販売価格と原価の差額の30%だ。
「販売価格は自分で設定でき、平均で1個につき約793円が収入。30~40代の主婦の登録が多く、漫画雑誌の『りぼん』(集英社)で活躍していた漫画家の川野乃梨さんもいます。2日で56個販売し、2万5000円を得た人も」(オリジナルラボ広報担当)
売れ筋は、ふだん使いしやすい動物系。ペットの写真でデザインしてみては?