コロナ禍で多くの人が収入を減らす中、“干天の慈雨”となったのが、1人あたり10万円の特別定額給付金。当初は収入減少世帯に限って1世帯あたり30万円という案だったものの、その後1人10万円へと変更されたが、世帯主が受け取るスタイルになったことには批判の声もあるようだ。子供の分の10万円はどうなっているのか? 子供を持つ親たちに聞いてみた。
非常にクリーンなのは、Tさん(40代男性/ライター)だ。
「給付金の10万円は、4歳になる娘の名義の口座に入れました。私自身、中学に入った時に親から通帳を渡されたのですが、口座にはそれまでもらったお年玉や、親が入れてくれたお金が溜まって『これからは自分で管理しなさい』と言われ、大人になった気分を味わったものです。娘にも同じことをしてあげたくて、その足しにしました」(Tさん)
Yさん(40代男性/教師)も同様だ。
「我が家には子供が3人いますが、1人10万円ずつきっちり渡しました。私が受け取っただけで、私のお金ではないので」(Yさん)
渋々全額というパターンもある。
「中学生の息子から『オレの分、早くちょうだい!』と言われ、無駄遣いしないことを条件に、10万円を渡しました」(50代男性/公務員)
「娘がパソコンが必要だというので、結果的に10万円以上の出費に」(40代男性/出版)
「娘がスマホを買い替えて、娘の分は全額そちらに」(40代男性/旅行)