そして、パチンコの方では、『P大工の源さん 超韋駄天』のような出玉スピードが速い機種がトレンドとなっている。ただ、出玉速度ばかりにスポットを当てると、どうしても射幸性が高くなりかねない。悪目立ちしてすぐに規制の対象となる可能性も否定できないと思います。
コロナ禍で減ったユーザーを取り戻すには、射幸性が高い機種を導入するのが手っ取り早いのですが、その結果“今まで以上に出玉が規制される”という未来が近づいてしまう。長期的な業界の維持を考えるなら、やはりバランスが重要だと思います。出玉スピードに特化した機種が増えるのは仕方ないとしても、そういった機種のホール内での割合を低く保つなどして、全体が高射幸性にならないような工夫が必要でしょう」
パチンコ人気回復のカギとなりそうな『P大工の源さん 超韋駄天』だが、その副作用も無視できない。数年後のパチンコ・パチスロ業界を決定づける、重要な岐路に立っていると言えそうだ。