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ウィズコロナ時代 「非リア充」たちが感じる肯定感と危機感

コロナ禍で「非リア充」たちは何を感じているのか?(イメージ)

コロナ禍で「非リア充」たちは何を感じているのか?(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、外出自粛や接触機会の低減が強いられ、生活は一変した。だが、なかにはそれまで通り、むしろある部分では過ごしやすくなったという人もいる。交友関係があまり広くなく、リアルが充実していない「非リア充(陰キャラ)」を自任する人たちだ。

 都内の私立大学に通う大学2年生の男性・Aさんは、サークルには所属せず、リアルでの友だちはクラスに数名いる程度で、基本的には“ぼっち”だ。

「通学時間がなくなり、その分、自分の時間ができました。そこでバイトを増やして、資格の勉強を始めました。オンラインでは、講義中に騒ぐ学生もいないし、余計な雑談もなく平和そのもの。学食なんかも、一人だとなんとなく居心地が悪いものでしたが、今は家でご飯。本当に気が楽です。BBQがどうのとか、キャンプ、海などといった話題も聞かない生活になって、ストレスが減りました」(Aさん)

 元々、一人の時間を過ごしたいという向きには、生活はあまり変わっていないどころか、プラスに作用している側面もあるようだ。では、社会人はどうなのか。30代の男性会社員・Bさんも、概ね「生活に影響はない」という。

「これまでは、休日の過ごし方を聞かれて、読書やアニメ鑑賞と言うと、『ひきこもってないで外出しなよ』『そんなことしてるから彼女ができないんだ』という感じで、色々と言ってくる人も結構いました。

 でも、今はむしろ私のような“積極的在宅”が推奨される時代。ライブや映画の延期は確かに残念なニュースですが、私は元々、家で見たい派。新作をすぐに見たいということもありません。ただでさえ見切れないほどアニメやドラマ、映画があるので、自粛中も大忙しでした。外食もしないし、飲み会も行かない。YouTube見ながらの一人飲みが一番楽しいので、生活はコロナ以前と全く変わらず、平常運転です」(Bさん)

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