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マスク生活を楽しむ人たちの工夫とこだわり コーディネートや収集も

 20代の男性会社員・Bさんは、機能性や肌さわりなど、さまざまなマスクを購入して、その違いを分析することがすっかり趣味になり、今では「マスクソムリエ」を自任している。

「マスクごとに機能が違うし、フィット感、ひもの締めつけなど実に多種多様。3層と4層でもこもり方は違います。UVカットやサイズ調整機能、冷感タイプなど、比べるのに大忙しです。とくに冷感マスクはすごい。汗がたまらないし着け心地も抜群。速乾性もあって、気に入りました。高いものが最善とは限りません。場所や環境に応じて、安くて使い心地のよいものを見つけていきたいです」(Bさん)

 そんなBさんは、今度は「マスクコレクターになろうかな」と考えている。

「駐在先から帰国した会社の先輩が、日本では見たことのないマスクを持っていました。ひもが極端にゆるかったり、左右でひものゆるみが違っていたり……。レアだなと思ってしまって、記念にもらいました。街歩きやネット閲覧時に、つい真新しいものを見つけると買ってしまうクセがあるので、珍しいマスクを収集するのもありかもしれません」(Bさん)

 20代の女性会社員・Cさんは、常にかばんに予備のマスクを複数枚入れているという。どういうことなのか。

「常にかばんに不織布マスクを5枚ほど入れています。少し前まで海外で働いていたのですが、タクシーで運転手がマスクをしていないことが多くて、『今だけは着けてください』と予備のマスクを渡すことが多くて……。日本でも“3密”に近い環境下で、マスクを着けていない人に手渡したことがあります。拒否されることもあれば、感謝されることも。着用の強制はしませんが、忘れただけという人もいると思うので」(Cさん)

 マスク生活からの解放が一番だが、どうせなら楽しみやこだわりを見出すことも選択肢の一つかもしれない。

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