住まい・不動産

人気の狭小住宅や駅チカ物件 定年後にはリスクになることも

 物件探しで最初に挙がる条件は「駅チカ」だが、それを優先しすぎると老後生活を苦しめかねない。

「高齢になると電車移動の頻度は減り、通院の機会は増えます。駅近でも、病院から遠ければ大変な思いをする。駅だけでなく最寄りの病院からの距離を入念に検討する方もいます」(多摩地区の不動産会社社員)

「閑静な住宅街」に憧れる人は多いが、こんな不安も残る。

「近所付き合いが減る中、防犯面や災害緊急時を考えると、常に“人の目”がある立地のほうが安心です。人が少ない静かな住宅街より、多少の騒音はあっても住宅や商店、公園があったり、工場などの働き手が多い地域という選択肢もある」(関東地方の不動産営業マン)

※週刊ポスト2020年10月2日号

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