タワマンの高層階は眺望こそ良いものの、リスクもあると不動産ジャーナリストの榊淳司氏は指摘する。
「高層階は地震で揺れやすく、窓も開かないので洗濯物も干せません。眺望以外のメリットは実は少ないのです。実際、中国や豪州では、安全性の観点から、タワマンは低層階のほうが人気です」
老後に負担となるような家は「持ち続けていると買い手もつかなくなり、住みにくさを感じた時には売却できず、新たな住まいに移る選択肢まで失いかねない」(同前)というデメリットもある。
将来的なメリット・デメリットまで考慮したい。
※週刊ポスト2020年10月2日号