しかし離乳食作りは想像以上に時間がかかるそうで、時には夫の夕食作りに手が回らないこともあるそうだ。
「仕事を終えた夫に食事を用意できなかった時は、申し訳ないと思っています。でも夫なら自分でご飯の用意はできますよね? 赤ちゃんの食事は、私が用意するしかないですから」
3回食になったこともあり、以前よりも離乳食作りに時間がかかっているとのこと。夫からはベビーフードを活用することを打診されたそうだが、“母親として負けた気がするから”という理由で拒否しているそうだ。
「ベビーフードって1袋100円くらいするんです。それを3食分ですからね、相当な出費です。その支出を良しとするなら、母親として頑張っている私に対してご褒美プレゼントを買ってほしいですね」
これからもベビーフードに頼らず、離乳食作りを頑張っていくと、小林さんは決意表明をしていた。
自営ママに育休はない
一方、ベビーフードに助けられていると語るママもいる。
東京都在住のサロン経営、長瀬愛さん(仮名・33歳)は、離乳食初期から幼児食へ移行するまで、ベビーフードだけを食べさせて育児をしてきた。現在子供は1歳2か月。1か月前にベビーフードを卒業し、最近は味付けを薄くした食事を取り分けして与えているそうだ。
「私自身が会社経営をしていることもあり、育休を取得するという概念がありませんでした。常に、できるだけ手間をかけずに育児ができるかを考えながら子育てをしています」