吉田みく「誰にだって言い分があります」

離乳食論争のリアル 「手作り派vsベビーフード派」それぞれの主張

 日中は保育園へ行っているため、自宅で食事をするのは朝と夕の2回。ベビー用品店で時折行われる「ベビーフードまとめ買いセール」では、1回に100袋以上のベビーフードを買い溜めしていたそうだ。

「100袋って聞くと多い印象を受けるかもしれませんが、ご飯におかずで1食2袋くらいなくなっちゃうんですよ」

 ベビーフードは1袋100円程度。長瀬家の場合は1日に4袋消費する計算だ。1か月にすると1万2000円を超える出費となり、決して安い金額ではない。

「私も高いと思います。でも限られた期間であるということと、成長に影響はないと思うので使用していました」

 ベビーフードを販売している会社それぞれが、月齢に合わせた栄養バランスで商品を開発している。味の濃さやカロリーを気にする声もあるようだが、専門家によると毎日でも問題はないそうだ。

 子育てママたちの中では定期的に話題に上がる離乳食問題。正解があるわけではないだけに、議論はヒートアップする傾向にあるようだ。

 家族が笑顔になれるのは、手作り離乳食なのかベビーフードなのか。自分の家庭がどちら寄りなのかを考えて、日常生活に取り入れていくのが唯一の解答かもしれない。

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