吉田みく「誰にだって言い分があります」

コロナ禍のラン活 「苦い思い出になった」30代主婦の後悔

「その予算で悩むのは無駄」

「突然、『そういえば、久保家のご予算聞いてなかったね』と言われました。高くても5万円くらいで考えていると話したら、『その予算なら買える範囲は限られているから、相談とか悩むのは無駄だよぉ』と言われ、絶句しました……」

 参加していたママ友の一人が離脱したことで、ビデオ通話は終了となったが、地獄のラン活はまだ終わらなかった。

「この日を境に、『ランドセル決まった?』『予算もう少し増やしたほうが良いよ』などのアドバイスが頻繁にくるようになりました。本当に後悔しています」

 購入するメーカーは決まったそうだが、現在も何色にするかで悩んでいる久保さん。「早く終わらせたい」と嘆いていた。楽しい思い出となるはずだった久保さんのラン活は、ママ友同士の金銭的な価値観の違いによって苦い思い出となってしまったようだ。

 どの家庭にも金銭的な事情があり、その範囲内でランドセルを買っている。もし、ラン活に関するアドバイスを求められることがあったら、相談者の立場になって話を聞いてあげて欲しい。

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