細野:ここでも「イメージ先行」型のキンタロー。さんの行動が出てしまっていますね。まず、時間帯にもよりますが電車は都心でもそこまで混んでいなくて座れることも多いですし、しかも、会話をしている人も非常に少ないですからね。タクシーは絶対に安全か、というと、そういうわけでもないですし。
キンタロー。:ヤバいですよね。なんかそこまで考える習慣がなくて、つい……。
細野:これは、これまでキンタロー。さんの家計管理がザル状態だったから起こる現象なわけですよね。つまり、収入と支出のバランスを考えずに、何となく行動してしまう。
キンタロー。:あ、まさにそれです。
細野:例えば、1日3分で家計を「見える化」していれば、コロナの影響で収入が減っていることがわかりますよね。その場合は、何とか支出も抑えないと将来、大変な状況が生まれてしまう、と判断できるんです。
キンタロー。:確かに。本当に家計はザル状態で、これまで何となくでやってきていました。
細野:もしキンタロー。さんが独身で1人だけであれば、それでもよかったのかもしれないですが、もうお子さんが生まれ、お子さんの教育費などもこれからかかってくるんですよね。だから、お子さんのためにも、キンタロー。さんがしっかりしないと。
キンタロー。:本当にそうですよね! このままだと危ないことがよくわかりました。子供の教育費ってどのくらい必要なものなんですか?
細野:一番安いのは、すべてを国公立で済ませる場合ですが、その場合でも大学まで、平均で1043万円です。ただ、管理が行き届いた環境で、ということですべて私立にした場合は、平均で2547万5000円くらいですね。
キンタロー。:え~、学校に行くのにそんなに必要なんですか! それに加えて、家族の食費や携帯電話などの生活費も毎月必要になるわけですね。
細野:そういう話です。だから、まさに今、生活を見直す必要が出てきたわけです。
キンタロー。:なるほど、運命的なタイミングでした。このままだと本当にヤバかった。