また、中小企業の総務部を1人で切り盛りしてきた人は、大手医療機関の相談窓口への転職に成功した。
「総務の仕事はトラブル処理が多い。何か問題が伝えられたとき、関係者にヒアリングして事態を把握し、解決策を立案し、関係者に納得してもらう。そのスキルは、患者からの要望やクレームに対応する医療機関の窓口でも活かせると認められたからです」(山田氏)
他にも、ベテランの塾講師が携帯ショップに転職。生徒の保護者を安心させるコミュニケーション能力が、スマホの使い方がわからないシニアにうまく説明して、安心して購入してもらえる営業力につながったからだ。
※週刊ポスト2020年11月6・13日号