節約しているつもりが逆に浪費していた件
細野:これまでのキンタロー。さんの家計管理のザル状態はよくわかりましたが、普段の買い物で節約とか考えたりしていますか?
キンタロー:もうバレてしまっているので正直に言います(笑い)と、広告を見て安い物を探すとかはしていないですね。
細野:ですよね。キャベツが欲しいから値段も見ないで、「はいキャベツ」って感じで。
キンタロー:そうそう。でも会計の時に二度見することがある。なんか、めっちゃ高かった。200円くらいだろうと値段見ないで入れたら700円で。「え、嘘!」って思って。
細野:そういう感じで、毎日毎日、損をし続けるような生活でしたよね。たぶん冷蔵庫の整理もできていなくて、せっかく買った野菜もかなり腐らせたりしていませんか?
キンタロー:野菜は特に腐らせて……。シワシワになって汁が出てきたり。あ、でも、ちゃんと節約してます! 長ネギを買ってちょっと放置しただけで、めっちゃ伸びててラッキーって。貧乏性だから、そのネギを水に入れたら、もっと増えるかもってやってみたりと。
細野:でも、その長ネギと遊んでいる間に冷蔵庫の他の物がどんどん腐っていっているわけですよね(笑い)。
キンタロー:あ、確かに(笑い)。いやぁ、今回は本当に危機感が芽生えました。あぁーーー。もうちょっと早ければ、ちゃんとお金が貯まっていたのに。
細野:でしょ。でも、今ってちょうどお子さんが生まれて、これから大きく家計が変わるタイミングだから、自分と家族のためにも変わる大きなチャンスですよね。
キンタロー:でも、20才からやってれば、もっと貯金があったー。
細野:そんなに欲張らないで、できることからコツコツとやっていきましょうね(笑い)。
【プロフィール】
キンタロー。/1981年10月24日生まれ、愛知県岡崎市出身。競技ダンスで全国4位の成績を収めた後、社交ダンス講師、OLを経て2012年、30才で芸人としてデビュー。前田敦子などのものまねネタで人気を博すほか、現在では「ママタレ」としての発言も注目を集め、ブログも大好評。
細野真宏(ほその・まさひろ)/日常よく目にする経済のニュースをわかりやすく解説した“細野経済シリーズ”が、経済本で日本初のミリオンセラーとなり、ビジネス書のベストセラーランキングで「123週ベスト10入り」を記録した。首相管轄の「社会保障国民会議」などの委員も務め、金融・経済教育の重要性を世に問い続けている。11年連続完売を記録中の『細野真宏のつけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2021』が発売中。
■撮影/矢口和也
※女性セブン2020年11月5・12日号