箱買いするようになったことで、「ラベルレス」が選択肢に入るようになった。
「ゴミの量が減ってすごく助かっています。ただ、同時に違うメーカーのラベルレスの水を買うと、『これは何の水だっけ?』となりそうなので、常に1種類しか買わないようにしています」(Aさん)
20代の男性会社員・Bさんは、お茶やコーヒーをティーバックやインスタントで作っていたが、ペットボトルに切り替えた。
「自分で作った方が安いと思って、作ったお茶を冷蔵庫に保存していましたが、面倒になり、ペットボトルの箱買いに切り替えました。のどが渇いたときになくなっているという不測の事態も減りましたし、会社に出勤するときにはそのまま持って行くことができて便利。ラベルレスは値段的にもお得で、この楽さを知ってからは、もう戻れません」
それまでも、炭酸飲料などでペットボトルを購入時には、特有のラベルはがしを面倒だと思っていたが、「ラベルレスではもう悩まされることはない」と満足気だ。
「正直、3本くらいでもゴミ捨てのときのラベル剥がしは面倒。その点では本当に楽でストレスから解放されました」(Bさん)
最近ではネットショップだけでなく、コンビニ等でもラベルレスの商品を売っているところを見るようになった。通常のフィルムラベルを外し、小さな首掛式ラベルが添付されているものだ。20代の女性会社員・Cさんは、「なんか映える」と笑う。
「シンプルでかっこいい。試しに買ってみたんですが、冷蔵庫に入れるだけで映える感じがまたいいです。ラベルの生活感がなく、おしゃれで気に入っています」
まだまだ真新しいラベルレスだが、環境意識に加え、ゴミ捨て時の利便性、さらに「おしゃれ」「映える」といった風潮が高まれば、ますます普及していくかもしれない。