ほかにも、「ネットもメールもしない。電話だけ」という年配の人には、格安スマホ会社「日本通信」にかけ放題込みの月額2480円(3GB)プランがある。自分の生活スタイルによってスマホ会社を乗り換えて安くする──それが当たり前の時代なのだ。
ほとんど在宅なら容量の小さいプランも選択肢
とはいえ、実際に7割近くの人が「携帯会社の乗り換えは面倒」と考えているという。実は、他社に乗り換えなくても、スマホ代を抑える方法はたくさんある。
「よくあるのは、契約時に『いまならお得』と言われ、追加したプランをそのままにしているケース。1つあたり月額300円ほどですが、塵も積もれば山となります。マメに請求書を確認し、不要なものは解約してください」(石川さん)
一般にスマホ料金はデータ通信料によって左右される。だが、Wi-Fi環境下ではスマホを使ってもデータ通信量は一切カウントされないということは忘れてはいけない。
「ほとんど在宅のかたなど、常にWi-Fi環境下にいる場合、極力、容量の小さいプランに変更すれば安く済ませられます」(丸山さん)
こんな裏技もあるという。
「他の大手キャリアに乗り換える場合や格安SIMに変える場合、電話番号引き継ぎの手続きを行うためには契約しているキャリアに連絡する必要があります。この電話は、各社にとって解約を阻止する最後のチャンス。実は、引き留めるためのマニュアルがあるんです。もとの契約にもよりますが、その場でまだ迷っている人には残ってもらうために値引きを提案することがあります」(前出・大手キャリア社員)
家族4人でケータイ料金が揃って半額になれば、年間10万円以上節約できるという家庭も少なくないはず。やらない手はない。
※女性セブン2020年11月26日号