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コロナ禍で広まった有料配信ライブの魅力と落とし穴 ユーザーたちの生の声

会場に足を運ぶライブと比べて何が違う?

会場に足を運ぶライブと比べて何が違う?

 新型コロナウイルス感染予防のため、多くの音楽ライブやお笑いライブが、中止や延期になったり、観客のソーシャルディスタンスを保ったうえでの開催となったりしている昨今。同時に広く普及し始めているのが、「ライブの有料ネット配信」だ。

 コンサートやお笑いライブをそのまま有料でネット配信するケース、配信専用のライブを開催し、それをネット配信するケースなど、そのスタイルは様々。エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサ氏が説明する。

「音楽ライブの場合、配信チケットの相場は3000~5000円くらい。リアルタイムで行われているライブをそのまま配信するケースもあれば、収録したものを時間差で配信するものもあります。お笑いライブやトークライブの場合、1000~3000円くらいの価格帯が多いですね。イメージとしては、会場で見る通常のライブの半額くらいの感覚です。

 配信当日が過ぎてもアーカイブ映像を購入することができる公演も多いです。視聴期限は、“視聴開始から24時間以内”、“配信当日から24時間以内”などそれぞれ。いわゆる映像のダウンロード販売とは異なり、視聴期限が定められているものが多く、 その点では“ライブ感”があると言えます」

手軽だけど「生のコンサートとは別物」

 ユーザーは有料配信ライブについて、どんな印象を抱いているのだろうか。アイドルファンだという30代会社員の男性・Aさんは、1週間に1~2本の有料配信ライブを観ているという。

「主にファンクラブ限定のイベントの配信を観ています。料金は1本3000円くらいです。コロナ前は毎週末に1本くらいのライブに行っていたので、かかっているお金はあまり変わらないです。

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