ただし、こういった制度を利用する場合、簡単には受講を断念できない。やり抜くための強い意志を自治体からも問われる。また、看護師などの国家資格は、一度取得すれば大きな武器になるが、日中に学校に通う必要があるため、働きながらどう時間を確保するのか、調整が大変だという声が多い。
「お子さんが中高生で手がかからない、あるいは実家の援助を受けられるなら、資格取得の勉強に集中しても問題ありませんが、そうでなければ、同じ国家資格でも比較的働きながら勉強しやすい保育士などがおすすめです」
コロナ禍による経済状況の悪化で、離婚後の職探しは激変した。焦る気持ちもわかるが、職探しはハローワークなどの就労支援窓口に相談しつつ、戦略的に行い、もし可能であれば、離婚前に仕事先の目星をつけておこう。
取材・文/桜田容子
※女性セブン2020年12月10日号