「高校は中高一貫の進学校だったんですけど、勉強についていけなかったのでビリでした。まじめに親の指定する大学を受けて3回も落ちたとか、今考えると本当にアホらしい。その後、別の大学に行っても、自分は何のために大学に行っているのか疑問の日々で……。親の承認欲求を満たすために、子供の学歴を利用しないで欲しい。今はエンジニアとして独立を視野に入れ、勉強中です」(Cさん)
紹介した3人の親たちは、自分の学歴コンプレックスもあって、“高い学歴があれば、いい人生を送れる”という価値観を持っていたようだ。自分が苦労したからこそ、子供の幸せのためにと思うようになったのだろうが、そうはいっても、子供の人生は子供のもの。当然ながら、高学歴だからといって幸せになれるかどうかは、最終的には本人次第なのだ。