毎日の掃除も、重たい掃除機をわざわざ出すことはない。
「使い古しのフリースを切ってフローリングワイパーにセットした“フリースモップ”が便利です。1日おきにフリースモップと掃除機を使い分ければ電気代を節約できます」(丸山さん)
毎日10分掃除機をかけた場合、電気代は年間約1500円かかる。億劫なことをやって出費になるほどムダなことはない。風呂掃除も、入浴剤を工夫すれば一石二鳥。楽して節約になる。
「週に3回、入浴剤代わりに大さじ2杯ほど重曹を入れると、肌はツルツルになるし、浴槽に湯あかがつきにくくなります。洗剤を使わず、シャワーで軽く流すだけですむ。もし汚れが残っていてもスポンジで軽くこするだけなので、いちいち洗剤を吹きつけて、中腰で浴槽をゴシゴシこするという手間はなくなります。週3回の風呂掃除を5分短縮すれば、掃除の時間にかかっていた年間の水道代2200円ほどが節約できます」(本間さん)
よかれと思ってやっていた家事が、実は時間もお金もムダにしていたという事実。楽することは、経済的に大幅なプラスものぞめる。全日本ズボラ主婦連盟代表理事の浅倉ユキさんもこう話す。
「お掃除ロボットや乾燥機、食洗機などは初期費用こそかかりますが、空いた時間を仕事にあてて稼ぐこともできる。家事に追われてばかりでは、お金だけでなく心のゆとりもなくなってしまいます」
コロナ禍で迎える初の年末年始。家事も生活スタイルも見直したい。
※女性セブン2020年12月17日号