家計

みそ汁をインスタントにして月2550円節約… 得する自炊の手抜き術8選

あえて楽することが、経済的にプラスに働くことも(イメージ)

あえて楽することが、経済的にプラスに働くことも(イメージ)

 お正月の準備や大掃除など、1年で一番忙しく出費もかさむ年末。そんな時期だからこそ、いかに時間と労力、お金を節約するかが大切だ。特に、日々良かれと思ってやっている家事の中には、続けていると知らないうちに損している家事も多い。専門家に聞いた「やめたら得する、楽になる家事」を紹介する。

●ひとり暮らしでは自炊せず総菜を買う
→週に1回×4週間で月およそ3200円お得

「ひとり暮らしなどで食べる人数が少ない場合、たとえばひじき煮を作ろうとすると材料費が1回で1000円程度かかる。大量にできて食べ切れずに処分する可能性も高い。スーパーやコンビニで総菜を買えば1食分200円程度ですみます」(節約アドバイザーの丸山晴美さん)

●みそ汁は作らずインスタントにする
→30日間で月およそ2550円お得

「野菜や豆腐、なめこを入れると材料費で100円くらいになりますが、インスタントなら1杯15円程度。せっかく具だくさんに作っても傷ませてしまうことを考えると、インスタントにした方がお得なことも」(丸山さん)

●苦手な料理は作らずレトルトの“素”を使う
→週に1回×4週間で月およそ1200円お得

「たとえば麻婆豆腐の素は150~200円程度ですが、豆板醤、オイスターソース、鶏がらスープの素などをそろえると安くても500円はかかります。調味料を使い切れずに捨ててしまうなら、レトルトに頼った方がいいでしょう」(丸山さん)

●食品は味つけせずに「仕込み状態」でストックする
→家族4人で年間およそ6万5000円お得

「食品ロスは4人家族で年間6万5000円といわれています。食品ロスをゼロにできれば月5500円も節約できる」(家計研究家の氏家祥美さん)

「作り置きは味をつけてしまうと同じものを何日も食べなければならず、食品ロスにつながる。たとえば、大量に野菜炒めを作り、味つけせずに3分の2をストックすれば、残りは中華あんの素にもできるし、スープにもできる。まとめて作ることで材料費も光熱費も浮きます」(全日本ズボラ主婦連盟代表理事の浅倉ユキさん)

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