住まい・不動産

高齢両親2人暮らしの戸建て住宅「この先どうするの?」40代女性の憂鬱

 Aさんは現在の4LDKは、高齢の両親の2人暮らしには広すぎると考えている。「早く家を売ってサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)へ入居してほしい」というのが本音だ。サ高住なら、将来もっと年をとったとき、安否確認や生活相談などのサービスが利用できる。

「元気なうちに早く住み替えてほしいのですが、なかなか親に言えなくて……。両親どちらかが亡くなったら考えてくれるのかもしれませんが、持ち家はメンテナンスが大変なうえ、相続の手続きとかも面倒そう。私も含めた3人の子供たちは、みんな独立しているし、将来この家に住む選択肢はまずない。親が生きているうちに、きちんと処分してほしいというのが本音です」

 高齢になると、引っ越しする気力がなかったり、今さら知らない場所で暮らすのは嫌だと言うケースも多い。それだけにAさんも、「早くなんとかした方がいいとは思っているのですが……」と頭を抱える。問題を先送りにするだけではなんの解決にもならないが、だからといって有効な手も打てない。同様の悩みを抱えている人は、少なくないのではないか。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。