話を戻すと、数日後、Aくんから私に電話が入ったの。何かと思えば、「きみさ、麻丘めぐみに似ていたT子と、連絡つくんでしょ? 次は声をかけて、5人で飲もうよ」だって。
「あんた、バカなの?」と言いそうになったから、あわてて電話を切ったけど、お酒を外で飲む習慣がないAくんみたいな男が、小金でいい思いができるかもと出張ってきたのは、お上が『小』を推奨したからではないか。
かといって、このご時世、大皿料理をみんなでつまみながら、大声で、大騒ぎ、大酒の大盤振る舞いなんて夢のまた夢。そんなことをいましようとは思わない。静かな年末年始の何が悪い。コロナ禍が収まるまでは、家でYouTubeを見ながらひとり酒でもしていた方がいいと思うんだけど、どうかしら。
※女性セブン2021年1月1日号