成功の秘訣「浪費か投資かを見極める」
普段お金を使う際に、「それは、単なる浪費なのか、それとも将来に意味のある投資なのか」といった視点を持つと、随分とお金を使う際の意識が変わります。まさに、その視点でAさん(72才・男性)は家族内でも実践されています。
「私は『家計ノート』に出合うまでは、本当に雑なお金の使い方をしていて、もう少し早く出会えていたら私の貯金額も随分、変わっていただろうな、と後悔しています。『家計ノート』は本当に楽しくて、毎日の天気、湿度、レストランで食べたものなど、ちょっとしたことも克明に書いています。ウオーキングでどのくらい歩いたかの健康管理もできて、年の割には健康です。あと、暗算したりと頭がクリアにもなっています。もうこれ1冊に自分の人生が全部入っていて、朝に天候、夕方までに1回、夜には1日にしたことと夕食、レシートの金額を書いて、と1日に4回くらい開いています。
あの日のこと、どうだったかと思えば、『家計ノート』を開けば書き漏れなく分かるから、こんなに記録できるノートに出合えて本当に良かった。ちょうど40代の妻と再婚したばかりで、何とか家計管理をしっかりして妻が困らないように財産を残せるようにしないと、と思っています。よく息子と『家計ノート』に載っていた『浪費か投資か』という話をしています。これは凄く大切な言葉で、これを踏まえて買い物を考えると判断がしやすくて、随分と無駄な買い物が減ったと実感しています」
【プロフィール】
細野正宏(ほその・まさひろ)/日常よく目にする経済のニュースをわかりやすく解説した“細野経済シリーズ”が、経済本で日本初のミリオンセラーとなり、ビジネス書のベストセラーランキングで「123週ベスト10入り」を記録した。首相管轄の「社会保障国民会議」などの委員も務め、金融・経済教育の重要性を世に問い続けている。11年連続完売を記録中の『細野真宏のつけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2021』も発売中。
※女性セブン2021年1月7・14日号