・「しながわ水族館」「アクアパーク品川」
1つの街に水族館が2つあると思わない人が多いようで、間違える人が少なくない模様。アクアパーク品川の最寄り駅は品川ですが、しながわ水族館の最寄り駅は京急の大森海岸です。どちらも魅力的な水族館ですが、強いて言えば、しながわ水族館はファミリー向けなのに対し、アクアパーク品川はデート向け。入場料も、しながわ水族館が1350円(大人)なのに対し、アクアパーク品川は2300円と、やや差があります。
・「松屋」「松坂屋」
同じデパートで一文字違いということで、しばしば混同されるのがこちら。2013年に松坂屋銀座店が閉店するまでは、「松屋銀座」と「松坂屋銀座店」がライバルとしてしのぎを削り、目指す場所がどちらか分からなくなる人が多かったようです。ちなみに「銀座=デパートの街」という印象があるようで、三越も銀座が本店だと思う人が多いよう(本店は日本橋)。普段、デパートに行き慣れていない人は、待ち合わせは要注意です。
・「東京ミッドタウン」「東京ミッドタウン日比谷」
似たような名前を付けると、間違える人が現れるという1つの例。東京ミッドタウンは2007年開業で、最寄り駅は六本木(冒頭写真)。一方の東京ミッドタウン日比谷は2018年開業で、最寄り駅は日比谷。どちらも三井不動産が手掛けた複合施設ですが、現時点では「六本木のミッドタウン」の方が圧倒的に知名度があるため、特に地方から上京する場合、日比谷に行くべき人が六本木に行ったり、「日比谷のミッドタウン」にたどり着いて、そこが六本木だと思う人がいるようです。
・「関東病院」「関東中央病院」
市民病院、市立病院、総合病院、中央病院、総合医療センター、小児医療センターなど、病院関係は名前を間違えそうな施設の宝庫。これもそういった組み合わせの1つで、関東病院の最寄り駅は五反田、関東中央病院の最寄り駅は用賀or千歳船橋です。
・○○赤十字病院
都内を流すタクシー運転手にとって「赤十字病院=広尾」のようですが、都内には他にも「○○赤十字病院」がいくつかあり、地元の人は「○○」を付けずに「赤十字病院」と言うので、必ず「どこの赤十字病院なのか」は要確認だそう。「大学病院」「中央病院」などでもその傾向はあり、「どの大学病院か?」「どの中央病院か?」はきちんと確認するそうです。
・「国立国際医療研究センター病院」「国立成育医療研究センター」
“病院シリーズ”の最高峰とも思われるのがこちら。国立国際医療研究センター病院の最寄り駅は大江戸線の若松河田駅、国立成育医療研究センターの最寄り駅は祖師ヶ谷大蔵です。ここまでややこしいと、タクシーで運転手に伝えるには、紙に書く必要がありそう? 場所も全然違うので気をつけないと危険です。