新型コロナウイルスの感染拡大で「コロナ専用保険」が注目を浴びている。コロナは指定感染症のため、医療費などは公費負担だが、備えておいて損はない。いったいどんな人が向いているのだろうか。ファイナンシャルプランナーの横川由理さんが話す。
「入院に関する費用はほぼすべての傷害保険で保険金がおりるはずです。しかし、傷害保険は掛け捨てが基本なので、入院しなければ無駄になる。コロナの罹患リスクが高い職業や環境(感染拡大地、対面業務など)にいる人や、重症化が不安な人は、コロナに特化した、保険料の安いものに入っておくのも手です」
コロナにも対応している生命保険は、現在、ジャストインケースの「コロナ助け合い保険」と太陽生命の「感染症プラス入院一時金保険」の2つ。前者の「コロナ助け合い保険」の保険料は月々510円から、コロナ以外のけがや病気でも1泊以上の入院で10万円の給付金が受け取れる。後者は、リリースからわずか2週間で1万人以上が加入した。
「症状がなければ加入でき、申込日から保障されるので、旅行や出張の当日に加入して、帰ってきたら解約するなどの使い方もできます。また、従業員50人未満の企業(または個人事業)の役員と従業員対象に1年間無償提供するプロジェクトを行っています。加入者数には上限がありますが、1月中旬頃までなら間に合うはず」(ジャストインケース代表の畑加寿也さん)
※女性セブン2021年1月21日号