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経済の千里眼が伝授 お金持ちになるには「3つのムダ」をなくすこと

菅下清廣氏が伝授「お金持ちが遠のく3つのムダ」

菅下清廣氏が伝授「お金持ちが遠のく3つのムダ」

 次に「時間」です。極端な話、株で1億円損したとしても取り返すチャンスはありますが、一度失われた時間はどれだけお金をつぎ込んでも二度と戻ってきません。そこで私が実践しているのは、必ず「終了時刻」を決めること。たとえばビジネス会食があったら、ランチなら1時間、夕食なら2時間以内と決めています。終了時刻を過ぎたら、たとえ盛り上がっていてもためらわず席を立つ。すると、短時間で有意義な話ができ、会食後の時間を有効活用することもできます。

 日本では会議などで終了時刻を守らないケースが目立ちますが、終わりが決まっていないから参加者は集中できない。一分一秒を大切にする感覚が共有されていないのです。二度と取り返せない貴重な「時間」を自己管理できない人は成功できないし、お金持ちにもなれないでしょう。

「一年の計は元旦にあり」といわれますが、私は「一日の計は朝にあり」と考えています。朝、早起きして一日のスケジュールを決め、それに従って行動するように意識する。そうすることで、一日の時間のムダが省けます。

「日本の『テスラ』」を見つける着眼点

 そして最後に、「人(人脈)」の管理も欠かせません。お金持ちになるためには、いい人脈を自分の周りに構築することが大切です。いい人脈を築くためのコツは「まず他人の利益を優先すること」です。相手の利益を考えて行動していると、いい人といい情報が自然とあなたのもとに集まってきます。他人を優先すれば好感度が上がり、「また会ってみたいな」と思われる。それがまたいい人やいい情報を集め、自分に返ってくる。さらに、プラスのオーラを身にまとった、自分にプラスとなる人が集まってくる。そうすることで、自然と周りにいい人脈が集まり、結果として自分の目標達成に近づくのです。

 それから、「自分より優れた人に会うこと」を心がけてください。常に自分より優れた人に会おうとすれば、自分自身もレベルアップしないといけないという向上心が生まれます。もちろん、自分より優れた人には待っていても会えません。能動的に動いて優れた人と話せれば、自分の頭のなかだけでは解決できなかった問題もクリアできる。自分より優れた人に会うことは、時間をより有効に活用することにもつながるんです。「健康」「時間」「人」──それら3つの管理ができれば、必ずお金持ちへの道は開けるでしょう。

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