時間も体力も必要な終活。つい先延ばしにしてしまいがちだが、体力も判断力もある50代のうちからコツコツと始めたい。
とはいえ、身の回りのモノの整理整頓をしようと思っても、私たちの生活はモノによって支えられている面もあり、またモノにはさまざまな思い出がある。そうしたモノを捨てるのは簡単ではないのだ。だからこそプロの整理のテクニックに学ぶべきことは多い。そこで、整理の専門家で、「くらしかる」代表の坂岡洋子さんに、モノ別の整理の仕方について教えてもらった。
【写真】アルバム2、3冊程度にまとめ迷ったらデータ化も
まずは似たアングルの写真やピンボケ写真から処分しよう。また、いま思い出せない人や場所の風景写真なども処分対象に。
「自分や家族にとって大切なテーマを書き出し、それにそって写真を取捨選択していくのも手です。例えば、『思い出の家族旅行』『○○の成長の記録』など。最終的には全部で2、3冊のアルバムにまとめましょう。アルバムを受け継ぐ子供たちにすれば、何冊も分厚いアルバムを残されてはたまったものではありません。絞り切れない場合は、画像をデータ化する選択肢もあります」(坂岡さん・以下同)