泥沼に陥らないためのプチ節約のすすめ
「推し活」に資金は不可欠だが、アンケートでは出費の悩みが多かった。「貯金0円では、いざというときに不安。つぎ込みがちの人はルールを作ることが大切です」と、ファンドアナリストの篠田尚子さんは言う。篠田さん自身、野球・バンド・ジャニーズと3分野の推し活に励む自称“オタク浪費金融家”だ。
「時間もお金も限りがある。でも生きる活力の推し活も諦めたくないんです」(篠田さん・以下同)
そんな彼女だが、2つのルールを決めているという。
「生活費を除き、毎月一定額を別口座に移す“隔離政策”と、iDeCoやつみたてNISAなどの“積み立て政策”に回して、残ったお金を推し活につぎ込んでいます」
会社員なら月収の3か月分の蓄えを、基準として常に持っていてほしいとも。
「あるだけ使ってしまう人は、毎月5000円だけを先に隔離するというプチルールを課してみてください。3か月貯められたら次は1万円と、徐々にステップアップしてみましょう。たかが5000円でも、その余裕が推し活をもっと楽しくさせるはずです」