Aさんの夫への不満は止まらない。たまたま夫のSNSを見ると、そこには、『妻にランチを作ってあげた』『妻の負担を軽くしないとね』などの文言とともに、珍しく作った料理や、なんでもないコーヒーの写真に『家で頑張る妻に。お疲れ様』といった文言が添えられていた。ちなみに夫が料理したのは1か月で1回だけ。夫にコーヒーを淹れてもらったことはない。夫のネットでの愛妻家アピールに絶句したという。
「どうやらネットでは、夫は愛妻家で通っているようです。『こういう男性増えてほしい』というような女性のリプライがついていて、おかしくて笑ってしまいました。月に1回、食事を作るくらいで負担を軽くしているって良く言えますよね」(Aさん)
在宅勤務が普及する中で、知られざる妻の苦悩がある。在宅勤務になったことで、女性の負担がかえって増えてしまう矛盾が解消される日は来るのだろうか。