「在宅勤務や外出自粛で、サブスクのありがたみを感じています。定額制で使い放題は最高ですよね。特に音楽系は新たな音楽と出会える喜びがあります。今は、おやつ、スープ、コーヒーを配達してくれるサブスクが便利。めちゃくちゃおいしくてハマっています」(Bさん)
そんなBさんだが、最近、サブスクだけで月額約2万5000円かかっていることが判明し、愕然としたという。このままでは固定費が膨れ上がるばかりという危機感を募らせている。
「固定費として無視できない領域まで来たなと思い、ようやく見直しを検討し始めました。便利だからといってどんどん加入するのはもうやめなくては……。Netflixだけじゃなく、他のサービスも値上げする可能性もありそうですし」(Bさん)
強いキャラクターや武器を引き当てるため課金するガチャのイメージが強いソーシャルゲーム(ソシャゲ)業界にも、サブスクの波は押し寄せている。メーカーに勤務する20代の男性会社員・Cさんは、複数のソシャゲのサブスクに加入中だ。
「ガチャに課金したくないから、ソシャゲを引退したんですが、定額制なら最低限の出費で済むと考えて復帰したのがバカでした。ゲームによって違うのですが、僕がしているゲームだと、月500円を2つ、1500円、2000円、1000円、4000円という感じです。ガチャを回せたり、キャラが手に入ったり特典はあるのですが……。いくらお得でも、意外とお金がかかるので、プレイするソシャゲを選別して整理する予定です」(Cさん)
コロナ禍で“サブスクバブル”を迎える中、利用者にとっては、重くのしかかる固定費が悩みの種になっているケースもあるようだ。確かに使い放題というのは便利だが、安易にあれもこれもとサブスクに加入するのは考えものだろう。