コロナ禍による自粛生活で、自炊をする機会も増加。その結果、キッチン家電を使用する頻度も高まり、電気代が増えたという人も多いだろう。そこで、キッチン家電における節約術を広報コンサルタント会社『iPR』代表の奥川浩彦さんに聞いた。
冷蔵庫 「強」から「中」に変えてみる
環境省によると、設定温度を「強」から「中」にした場合、年間で約1665円の節約になるという。いまは冷暖房で室内の温度が安定しているので、夏でも「中」で充分だ。
また、収納する食品の量を半分程度にした場合、年間で約1182円の差になる。ほかにも冷蔵庫のドアの無駄な開閉を減らし、開閉時間を短くすると年間で約445円の節約効果があるそうだ。
【結論】冷蔵庫は「中」設定で、食品量を半分にすれば1年で約2853円お得に。
電気ケトル 電気ポットとどっちがお得?
電気ポットは1リットル沸かすのに3円、98℃の保温で1時間1円、8時間の使用で8円かかる。一方、電気ケトルは200ミリリットルの水を沸かすのに1回1円程度。
【結論】大人数で1日何度も使うなら電気ポット、1日3~4杯なら電気ケトルが1回1円とお得。
炊飯器 まとめて炊いた方がお得?
炊き方にはいくつかモードがあるが、今回は2番目に早く炊けるモードで比較。2合の電気代は4.8円、4合炊きは233Whで5.8円。その差は1.2倍だが、ご飯の量は2倍になる。
【結論】2合を2回炊くより、4合を1回炊いた方が3.8円お得に。
取材・文/廉屋友美乃
※女性セブン2021年3月18日号