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モスバーガー、値上げでもファンを繋ぎ止められるか 消費者の本音は

値上げに踏み切ったモスバーガーに消費者の反応は?

値上げに踏み切ったモスバーガーに消費者の反応は?

 モスバーガーの主力商品の値上げは約6年ぶりとなる。3月10日、モスバーガーは4月1日からの総額表示義務化に合わせ、店内飲食・テイクアウトの価格を同じ税込価格にすると発表した。同時にメニュー価格の一部を変更する。主力の「モスバーガー」や「とびきりハンバーグサンド」などが 20~30円の値上げとなる。

 価格改定の理由ついて、同社は人件費や食材の高騰、テイクアウト需要の増加のよる包材費の負担増などから踏み切ったとしている。消費者からは「値上げは仕方ない」としつつも、落胆の声も聞こえてくる。

「このご時世ですから、値上げも理解できます。仕方ない。ただ、値上げになるとますます足が遠のきそうなのは確かです。最寄り駅にモスとマクドナルドがあるのですが、数年前くらいから、モスに行く頻度が格段に減りました」

 そう話すのは、メーカーに勤める20代の男性・Aさんだ。現在、Aさんが気軽に行くハンバーガーチェーン店は、ほぼマクドナルド一択。

「マクドナルドではチーズバーガー(140円、税込/以下同)が好きなんですが、モスのチーズバーガーは、マクドナルドの3個分に近い価格(408円)する。それなのにボリュームがそこまでではない。なので、モスを1個買うなら、マクドナルドを3個買おうかなという気持ちになります。コスパを求めるなら必然というか……。

 モスが素材にこだわっているのは知っているのですが、贅沢したい時やボリュームを求める時は、バーガーキングやフレッシュネスバーガーに行ったり、ハンバーガー専門店に行きます。私の中では、モスは立ち位置がちょっと中途半端な印象です」(Aさん)

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