ママ系雑誌やインスタに「しまむら活用コーデ」
年配のファンだけではない。メーカーに勤める30代の女性会社員・Bさんも、“しまラー”の一人。しまむらパトロール、“しまパト”を欠かさず、自らの服はもちろん、子供や夫の服もまとめて買うという。
「夫は服に無頓着で、自分で買わないタイプ。だから、私がしまむらで自分や子供の服を買うついでに夫の服も買っています。子供服は、凝ったデザインでかわいいものがいっぱいあるし、3割引きくらいになっていることも多くてコスパ最高。つい先日、部屋着を買い足したのですが、上下で1200円くらい。ユニクロだと倍以上はするんじゃないですか」(Bさん)
そんなBさんは、“しまむら離れ”をしていた時期もあったというが、結婚後に“出戻り”。しまむら熱が再燃した今では、昨年10月に開設したばかりの通販サイトも利用するようになった。
「私の世代だと、益若つばささんがしまむらを愛用していたイメージが強い。私も学生時代、安いうえにトレンド感があるので、よく買っていました。社会人になって一時遠退いていましたが、結婚して子供が生まれてから、ママ系の雑誌やインスタを見ると、とにかくしまむら活用コーデがたくさんあって、しまむらの魅力を思い出しました。“しまパト”のほか、ピンポイントに欲しいものがあれば、しまむらのネット通販も利用します」(Bさん)
IT企業に勤める20代の女性会社員・Cさんは、生活の“しまむら率”の急上昇に気づかされたという。「在宅勤務になった影響も大きい」と自己分析する。
「会社に行っていた時は、ZARAやユニクロでブラウスやパンツを買って、オフィススタイルを作っていました。でも、家にいるなら、もっと安くてカジュアルなしまむらで十分じゃないかと」(Cさん)
時には、“全身しまむら”ということもあるというCさん。最近はメンズ売り場をパトロールすることが増えたという。
「売り場のスペースはそんなに広くないのですが、女性が着られるものもあって意外な穴場です。大きめなので、まさに部屋着や近所の買い物程度で着る服なら最強だと思います」(Cさん)
“しまラー”たちが熱弁する、しまむらの楽しみ方。コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたこともあり、安さ重視で気軽に着られるその魅力が再認識されているのかもしれない。