兵庫・54才・女性のケース
空き家バンクで見つけた家を賃貸で借りたのですが、以前暮らしていたかたの荷物が、放置されたままの状態でした。家財道具などは徐々に処分しましたが、いちばん困ったのが大きな仏壇。大家さんから「捨ててもいい」と言われたものの、下手に粗大ゴミとして出したら近所の人から「冷酷な人」とレッテルを貼られてしまいそうだし、何よりバチが当たりそうで怖くて。主人と話し合った末、お寺の住職に“魂抜き”をしてもらい、きちんとおたき上げをして供養させてもらうことにしました。身内でもないのにと当初は納得がいかなかったのですが、いまは気持ちもスッキリしました。
取材・文/加藤みのり
※女性セブン2021年5月6・13日号