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「ここから出ていけ」“コロナ警察”の標的にされた50才看護師の悔しさ

姿の見えない嫌がらせに悔しくて仕方ない(イメージ)

姿の見えない嫌がらせに悔しくて仕方ない(イメージ)

 コロナ禍も2年目に突入し、多くの人々が自粛疲れを感じている昨今。閉塞感やストレスの矛先を周囲に向け、理不尽な嫌がらせをする“コロナ警察”の存在も悩みのタネである。50才看護師女性が住むマンションにもそうした住民がいて、その厳しい“取り締まり”に頭を悩ませているという。そのトラブル実例を紹介するとともに、専門家にアドバイスを聞いた。

【実例】
 うちのマンションには、“コロナ警察”がいて、日々取り締まりをしています。コロナ警察とは、ウイルスの感染拡大を防ぐため、他人の行動までチェックし、意に沿わない行動をする人に、注意という名の“制裁”を加える人たちのこと。そんなコロナ警察に私はこの1年間、迫害を受けています。というのも、私が看護師だから……。

 夜勤明けでくたくたになって帰ってくると、郵便受けに、「このマンションから出て行ってください」「みんな迷惑しています」などと書かれたチラシが何十枚も入っていたり、「エレベーター使用禁止」の張り紙が貼られていたり……。疲れているときのこの仕打ちは心と体にかなりダメージを与えます。

 さらに、うちのゴミの中身もチェックしているようで、「マスクは二重袋に入れて捨ててください」などと書かれた張り紙をゴミ袋に貼られ、家の前に戻されていることも。昼間は仕事でいないので、1日収集してもらえないと、生ゴミが悪臭を放ち、自宅の前がすごいにおいに……。

 とはいえ、私だけを狙ってやっているのではなく、配達員に除菌スプレーをかけたり、共同駐車場にとめてある他県ナンバーの車に「来ないでください」と書いた紙を貼るなど、さまざまな活動をしている様子。犯人は複数いるようですし、誰がやっているのかわからないので、とりあえず無視していますが、悔しくて仕方ありません。(50才・看護師)

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