つまり、もらい火で自宅が全焼したとしても、隣家には1円も請求できないんです。え~!! なんか理不尽。でもお互い様ってことで、仕方ないの!? で、こういう時のためにあるのが火災保険ってわけ。
「万が一、自宅を失ったら経済的損失は甚大です。大きなリスクから暮らしを守るために、加入は必須です」
友人宅の黒焦げになった壁も、火災保険で修繕費用がまかなえたそう。ホッ、よかった…。
ちなみに、住宅ローンを組んでいる人は、ほとんどが契約時に火災保険に加入しているはず。賃貸の場合は大家さんが入っているのが一般的です。じゃあ、心配しなくていいのでは?と思った人、ここからが大切なポイント!
「建物を対象にした火災保険がカバーするのは、建物だけ。家具や家電が使えなくなった場合は、“家財の火災保険”じゃないと補償してくれません。加入していなければ、すべて自費で買い直すことに…」
テレビや冷蔵庫、家具を買い直すとなれば、相当な出費。なのに、建物の火災保険は入っていても、家財には入ってない人がけっこう多いんですって。って、実は私もそう!
「住宅ローンの契約時に入るのは、建物の火災保険だけ。賃貸の人も、大家さんが入っているのは建物の火災保険のみなので、家財の火災保険は自分で加入する必要があります。家財を一度に買い直せば数百万円単位の出費になるので、家財の火災保険にも加入しておくべきです」