また、歴史や古文などは漫画で内容を理解した。
「教科書には、《18世紀後半にフランス革命が起き、王政が廃止され~》などと書いてありますが、複雑で、文章だけでは理解は困難です。そこで、池田理代子さんが描いた『ベルサイユのばら』(集英社)を読んだら面白くて、無理せず記憶に残りました。『源氏物語』も大和和紀さんの『あさきゆめみし』(講談社)を読んで、内容をより深く理解したのです」
塾の仕事と並行して、いまは「60才で陶芸作家」を目指して準備中だ。
【プロフィール】
安政真弓さん/1962年1月、兵庫県姫路市出身。2012年、50才で東京大学文科三類に合格。教養学部でイタリア地中海研究コースを専攻する。主な取得資格にフランス語検定1級がある。著書に『普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる勉強法』(朝日新聞出版)がある。
取材・文/廉屋友美乃
※女性セブン2021年6月17日号