やろうと思ってもなかなかできないものだが、吉村さんは“やる気スイッチ”を押すためのルールを設けていたのだ。
「起床後と食後は、15分以内に机の前に座ることを習慣づけて、やる気がなくてもテキストを開くようにしていました。この間、ちょっとでもほかのことをしようものなら、勉強が後回しになってしまい、結局やらなくなる。それを避けるためにも、必ずこのルールだけは守っていたんですが、次第にやろうという気持ちが出てくるんです」
いまでも勉強の毎日だ。
「ぼくは、余生という言葉が嫌いです。71才になったいまだって、前に向かって人生を歩んでいる。90才を過ぎても、弁護士として、何が何でも活躍しようと思っています!」
取材・文/廉屋友美乃
※女性セブン2021年6月17日号