2017年、孫正義会長は同社へのファイナンスを申し出た。しかし、100億ドルのファイナンスを行った直後であったことから資金は充分足りており、程維会長は一旦、断ろうとしたそうだ。その時、孫正義会長は、「あなたが我々の資金をいらないというなら、この資金はあなたの競合相手に提供する」と言ったそうだ。ソフトバンクグループの発展もまだまだ続きそうに思える。
文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサルティングなどを行うフリーランスとして活動。ブログ「中国株なら俺に聞け!!」(https://www.trade-trade.jp/blog/tashiro/)も発信中。