解約すべきサービスは「必ず共有する」
亡くなった後に、各種手続きに必要な書類が見つからないと、膨大な手間がかかる。ただ、すべての重要書類を1か所にまとめると防犯上の心配も生じる。何をまとめておくべきかを整理したい。
「生命保険や損害保険の保険証券、役所からの通知や年金手帳などはそれぞれまとめておき、保管場所を伝えておくと、残された家族は助かります。その一方、通帳と印鑑を一緒に保管するのは避けなければなりません。
注意したいのは紙の明細などが残らないネット取引関連で、手がかりがないと把握や解約処理に手間がかかる。口座引き落としのものも含め、解約が必要になるサービスは一覧にして、家族が分かるようにしておくとよいでしょう」(明石氏)
※週刊ポスト2021年7月2日号