だが、救いの手はすでにある。教育イノベーターの本山勝寛さん(工学部卒)は、奨学金制度などを活用し、4年間、「学費ゼロ」で東大を卒業した。
「国公立大学と一部の私立大学には、家庭の経済状況と成績基準により、授業料の全額または半額が免除される制度があります。また、民間の給付型奨学金も多くあり、東京大学はその情報を積極的に告知しており、各財団による選考も、比較的通りやすい。2020年からは、国公立大学だけでなく、私立大学や専門学校でも授業料が大幅に減免されるようになっています。“自分の家は貧しいから大学進学なんてできない“と諦めないでほしい」(本山さん)
※女性セブン2021年7月1・8日号