一方、新興国株ではSBI証券の0.3904%、新興国債券でSBI証券、スルガ銀行、楽天証券、りそな銀行が0.5616%で並ぶ。
ちなみに、1本の投資信託で世界分散投資ができるバランス型ファンドの場合、分散の比率が商品によって異なるので厳密な比較はできないが、SBI証券、野村証券、りそな銀行が比較的リーズナブルなコストの商品をそろえているといえるだろう。
総括すると、口座管理手数料ならスルガ銀行と楽天証券の2強をSBI証券が追う形、運用商品ラインナップならSBI証券がダントツでスルガ銀行とりそな銀行が追随、インデックス投信の信託報酬なら2強のSBI証券と楽天証券をりそな銀行が追うという図式が見えてくる。
何を重視するかで変わるが、SBI証券、スルガ銀行、楽天証券、りそな銀行の4社はどの項目でも比較的優秀で、ここから絞り込んでいくと失敗は少なそうだ。
文■森田悦子(ファイナンシャルプランナー・ライター)