今年の「サマージャンボ宝くじ」は8月13日まで販売され、8月25日に抽せんが行なわれる。ここでは「こんな場合はどうなるのか?」という、ジャンボ宝くじ抽せんの素朴な疑問について解説しよう。
◎抽せん機が故障したら?
今回の抽せん会場となっている熊本市民会館の機械にトラブルが発生した場合、予備として東京や大阪の宝くじドリーム館に常設されている抽せん機を使用することもあり得る。過去の例としては、2018年に大阪北部地震が発生したことで、大阪で予定されていた抽せんができなくなり、急遽、東京での開催に変更されたことがあった。
◎同じ番号が抽せんされたら?
同じ等級で同じ番号が抽せんされた場合、あとの方をやり直すという決まりになっている。そのため、全く同一の番号が当せんすることはない。ただし、等級が異なるときはそのまま有効となる。例えば、1万円の当せん番号(下3ケタ)が「321」で、3000円の当せん番号(下2ケタ)が「21」なら、「321」の番号は1万3000円を受け取ることができる。
◎数字と数字の間に矢が刺さったら?
抽せん機の数字と数字の間には金属の仕切りがあるため、数字の境界上に刺さることはない。弾かれた矢は落下し、その抽せん機だけやり直すことになる。その場合でも他の抽せん数字は有効なので、もし1等の抽せんでそうした事態が発生したら、5億円かハズレかという、超特大のスリルを味わう人が出てくるだろう。
◎「100組」が抽せんされる条件とは?
宝くじの組は「01組」から「100組」まであるが、組の抽せん機は2台だけ。そこで、組十位に0が出て、組一位にも0が出た場合は「100組」と読み替えることになっている。どの番号にも当たりのチャンスはあり、「100組」だから当たりにくいということはないので安心してほしい。
なお、今年の「サマージャンボ宝くじ」の抽せんは、テレビやラジオでの生中継はない。当せん番号は当日の午後5時以降に宝くじ公式サイト、もしくは翌日の新聞各紙朝刊で確認することができる。