永代供養は期限が過ぎたら合葬に
永代供養は、10年や30年など、一定の契約期間が過ぎたら合葬されるのが一般的だ。
「細かい設定は寺によって異なるので、契約時に確認しておくことが大切です。契約時の料金が格別安い場合は、契約翌年から1年更新で管理使用料が発生する墓所もあるので注意してください」(大橋さん)
Tさんの父の墓は、永代供養の「単独墓」にあたる。永代供養の墓にはこのほか「樹木葬墓」や「納骨堂」、「合葬墓」などがあり、寺によって契約内容は異なる。選択肢は広いが契約内容もさまざまなのでしっかり把握しておきたい。後に合葬されることを踏まえ、その場所も事前に見ておくことが大切だ。
【プロフィール】
大橋理宏(おおはし・まさひろ)/大橋石材店代表取締役。お墓のみとり代表。監修に『令和版 墓じまい・改葬ハンドブック』(主婦の友社)など。
取材・文/土田由佳
※女性セブン2021年8月19・26日号