高市氏なら「核融合」「量子コンピュータ」関連
アベノミクスを継承する“サナエノミクス”を経済政策として掲げる「高市氏関連銘柄」はどうか。
「高市氏は政策として、2020年代に核融合炉を実現すると言葉を強め、国産の量子コンピュータ開発とセットで次世代の国家プロジェクトにすると発言しています。このため、『核融合』関連銘柄として、東邦金属(5781)、神島化学工業(4026)、助川電気工業(7711)、シグマ光機(7713)、住友電設(1949)、東洋炭素(5310)、浜松ホトニクス(6965)などが注目されており、『量子コンピュータ』関連では、ブレインパッド(3655)、フィックスターズ(3687)、HPCシステムズ(6597)、エヌエフホールディングス(6864)、YKT(2693)、テラスカイ(3915)、シグマ光機(7713)などが取り沙汰されています。
なかでも、時価総額の低い小型株は大きな値動きが期待できるため、『核融合』関連なら助川電気工業や神島化学工業、シグマ光機、『量子コンピュータ』関連ならブレインパッドやHPCシステムズ、YKTなどが、個人投資家たちの間でも注目を集めていくのではないでしょうか。
さらに、高市氏は『育児や介護をしながら働く人たちをサポート』も掲げているため、『育児』関連も注目されています。具体的には、JPホールディングス(2749)、Gキッズ(6189)、ポピンズ(7358)、ライク(2462)などがあります。大きな値動きを狙う小型株狙いの個人投資家の場合、幼児活動研究会(2152)、カラダノート(4014)などを、先回りして仕込む動きもありそうです」
市場では緊縮財政派と認識されている、「岸田氏関連銘柄」はどうか。
「岸田氏は、医療の強化を掲げていることから、星医療酸器(7634)、日本酸素ホールディングス(4091)、小池酸素工業(6137)あたりが物色対象となるでしょう」
相場格言では「国策に売りなし」と言われるように、“次期首相”の政策が、株式市場に与えるインパクトは大きい。総裁選を戦う政治家たちだけでなく、投資家たちの大勝負もすでに始まっている。