「何を言っているのか」と理解に苦しんだBさんだが、「どちらかと言えば、はっきり言うタイプだと思います」と回答すると、面接官は「そうだよねー。名前にすべて出ているよ。人気運や成功運はあるんだけど、挫折運も出ている。リーダー運もあるけどやっぱり女の子には強すぎる」と力説された。そして、「もし君が男だったらなー」と言い放ったそうだ。
「意味不明ですし、めちゃくちゃ失礼ですよね。その面接官曰く、『運気の悪い人は採用したくない』とのことです。トラブルを起こす人は『画数が悪い』と平気で言っていたのも驚きました。いや、姓名判断なら履歴書で先にしておけばいいじゃないですか。面接後、次のステップに進む案内が来ましたが、お断りしました。こんな失礼な企業には入社したくないですから」(Bさん)
「彼氏の有無」を聞かれた挙げ句…
女性というだけで偏見に苦しむ人は少なくない。PR企業で働く40代女性・Cさんだ。新卒時も転職時も、嫌な質問を受けることが多かったそうだ。
「新卒時には『何でスカートじゃないの?』とパンツスーツを疑問視され、転職では、結婚や出産で退職するのを前提に、いろいろと詮索されたことがあります」
「中でもひどかった」と振り返るのが、50代くらいの男性面接官との面接だったという。「どうせ結婚や出産で会社やめるんでしょ?」と決めつけられ、Cさんが「やめるつもりはありません」と言っても、「あなたの年頃はみんなそう言う」と相手にされなかったという。
その流れで面接官から「一人暮らしかどうか」「彼氏の有無」を聞かれ、Cさんは一人暮らしであること、交際中の人はいないと回答。すると面接官は「特定の人は作らず、一人暮らしで自由に遊ぶタイプかな?」とにっこり微笑んだそうだ。
「びっくりしました。圧迫面接だとしても、そういうやり方は古いと思います。ドン引きでした」(Cさん)