どんどん新しいものを買ってしまう…
こだわりがないわけではないが、毎回のように異なる銘柄の日用品を買ってしまうという人も。Bさん(20代女性会社員、神奈川県在住/独身)はこう話す。
「こだわりがない分、よく新商品を買っています。コスメにはじまり、洗濯用洗剤や柔軟剤も、新しいものを見つけたら気になって買っちゃいます。買う基準があるとしたら、『新しい』ものですかね」(Bさん)
Bさんが新商品を買い続けるのは、ただ単に“新しもの好き”だからというわけではない。
「気になると同時に、自分好みのものを探している感覚もあります。違いがわからないなりに、『これだ!』というものを見つけたいというか。どんどん新しいものを買ってしまうので、リップクリームやハンドクリームは使いかけものだらけで、結局、散財しているような……。早く、『これしか使いたくない』というものがほしいです(笑)」(Bさん)
「そんなに高いものは買わない」ルール
また“銘柄の違い”があまりわからないという人もいる。Cさん(20代男性会社員、都内在住/既婚)はこう話す。
「両親ともに強いこだわりがあるタイプではなく、シャンプーもトリートメントもいろんな商品を使ってきました。そうやって育ってきたせいもあってか、自分も銘柄に対するこだわりは一切ありません。“なんでもいい”という感じだし、違いを気にしたこともない。買い物でも完全にその場でなんとなく選んでいるだけです。
強いていえば、“そんなに高いお金は出さない”くらいでしょうか。出張や旅行、銭湯に行く時も置いてあるものを素直に使います。友人にはマイシャンプーを持ち歩く人もいるくらいで、僕は肌や髪が強いということなのかなと思いますが、それは親に感謝ですかね」(Cさん)
そんなCさんは、こだわりがなさすぎて、妻に怒られたことがあるという。
「洗面台に置いてある洗顔料を何気なく使ったら、それは妻専用のものだったらしく、『高いんだから、良さがわからない人が無駄に使わないで!』と文句を言われてしまいました。最初何に怒っているのかわかりませんでしたが、確かにこだわりがある人にとっては、大事なものですもんね……。全然気づかず、反省しました。それ以来、自分で買っていないものは、使っていいかどうか妻にお伺いをたてるというルールができました」(Cさん)