ライフ

ハワイ、プーケット、ヨーロッパ… コロナ禍の人気旅行地の「新ルール」

条件を満たせば隔離期間なしで入国できる国も(パリのエッフェル塔。写真/AFLO)

条件を満たせば隔離期間なしで入国できる国も(パリのエッフェル塔。写真/AFLO)

 緊急事態宣言がついに解除された。コロナ禍を耐えたご褒美に、旅行を計画中の人も多いだろう。旅先は国内に限られるかと思えば、実はすでに国外脱出を検討している人も。旅行予約サイト「ブッキング・ドットコム」の調査によると、7~8月の海外旅行先として、最も多く検索されたのはハワイ。2位以下はタイ、フィリピンとビーチリゾートが続いた。

 8月にハワイ・オアフ島を訪れた航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんによれば、すでにハワイには、アメリカ本土からの観光客が殺到しており、街は活気を取り戻しているという。その大きな要因は、隔離期間なしで入国できることだろう。

「羽田空港でチェックを終えていれば、ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港に到着後は対面での入国審査だけ。15分ほどで空港を出ることができました。空港から出た後は、公共交通機関を利用できます」(鳥海さん)

 出発の72時間以内に日本国内にあるハワイ州保健局指定の医療機関でPCR検査を受けて「陰性証明書」を取得し、「ハワイ州セーフトラベルズプログラム」のウェブページにアクセス。連絡先、フライト情報、健康状態などを登録する。登録後にメールで届くQRコードを、入国審査の際にパスポートと一緒に提示するという流れだ。

 航空会社のチェックインカウンターで提出が必要なのがサイン済みの「CDC(アメリカ疾病予防管理センター)への宣誓書」。航空会社が用意している場合も多いが、自宅でインターネットから出力し、記入しておくと安心だ。また、現地で様々な場所を訪れるときのために、接種した自治体が発行する「ワクチン接種証明書」も用意しておく必要がある。

 ハワイ以外にも、スムーズに入国できる国はある。ランキング2位のタイでは、「プーケット・サンドボックス」という制度を利用すれば、プーケットに限り、現地での隔離期間なしで入国し、観光が可能だ。ハワイと同様に複数の手続きが必要なので、しっかり準備したい。

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。