世界の約半分の国債がマイナス金利という状況のなか、金融緩和であふれたマネーが投資チャンスをうかがっている。そうしたマネーが向かう先はどこなのか?
グローバルリンクアドバイザーズ代表・戸松信博氏が注目するのは「再生医療」分野だという。戸松氏が解説する。
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世界的な大緩和によってあふれたマネーが向かう先はどこか。爆発的な株価上昇が期待できるのは、やはり今後大きな伸びが見込める成長分野にほかならない。
筆頭は「再生医療」分野だ。2014年に改正薬事法を含む再生医療新法が施行され、再生医療に限って早期承認制度が認められた。
それまで医薬品の開発といえば米国が圧倒的優位に立っていたが、これによって日本は再生医療の分野において世界一承認プロセスが早い国となり、欧米の再生医療ベンチャーが日本を目指し、今後は日本が「再生医療のシリコンバレー」になる、というのが私の見方だ。
そうしたなかで注目したい銘柄が、再生医療分野において「夢の薬」を開発する再生細胞薬のバイオベンチャー、サンバイオ(マザーズ・4592)である。